【モンハン】ハリウッド実写モンハン感想(ネタバレあり)

内容は典型的なB級怪獣映画でした。原作の知識がない人からすると「うん、まぁ」って感じの作品だと思います。

ただ、シリーズファンとして、「ワールドとアイスボーンの間に位置する正史」である以上「え、マジか…これ正史なのか…」っていう衝撃は大きかったです(良くも悪くも)。CGの質は高いし、こういう雰囲気の作品が好きな方は観て損はないかと。以下、感想箇条書きです。

ミラ・ジョヴォヴィッチ(役名“アルテミス”)さんとトニー・ジャー(役名“ハンター”)さんが今回メインキャラで相棒って感じなのですが、彼らのわちゃわちゃは可愛かった。チョコレート。

ディアブロスとかネルスキュラのくだり、それと人間同士の対立のくだりに尺割きすぎかな

・ところどころ、描写が生々しすぎてグロテスクだったので(ネルスキュラ関連とかディアブロスの目が毒に侵されるあたりとか)、これはモンハンに求めるものではないなぁ。ゲームでの「フルフルにケルビが呑まれる生態ムービー」とかよりエグい。

・現代の銃火器がモンスター達には全然通用しない。これ見たあとだと、70年代の銃火器でレウスやティガを倒してたビッグボスってやっぱ20世紀最強なんだなって……。

・CGの質は物凄く高い。撃龍船の緻密さは感動もの。ただその上で人間同士の肉弾戦が繰り広げられてるのはなんとも……。

・ワールドのキャラが多数出てきただけでだいぶエモかったんですけど、大団長がなんか波動みたいなの出してるのは笑った。さすがラージャン

・ワールドキャラ、解釈違いになる人は結構いそう。自分の知らない間に新大陸古龍調査団の仲間たちが人間を牢に入れてたとかマジか…(アルテミスは異世界の不安要因なので理解できないことはないけど)

・ホーミング生肉の愛称(?)でおなじみアプケロスがレウスに燃やされてたのは面白かった。バーニング生肉。

・世界観的には、「天廊」や「古代文明」のくだりは驚かされた。

・天廊はフロンティアのともまた別のものなんだろうけど、「オーバーテクノロジーで滅んだ古代文明」が「異世界(地球)と行き来する力を持っていて、それによってテクノロジーを手にしていた」というのはやばい。正史にここまで手を入れてくるとは。割と世界観の根幹に関わってくる点では!?

・天廊の番人をしていたゴアマガラ。彼が高いところにいたのは狂竜ウイルスをばら撒きたかったからかなぁ。

・最後、皆がそれぞれの武器を持ってゴアマガラと戦闘開始するとこでED突入というのはザ・B級映画って感じ。いや、その武器を使ってのモンスター戦が一番見たかったんですけどw

・昔、ハンターとそのオトモだった大団長と料理長が実際に武器を持って戦ってる姿が見れたのは嬉しかった。

・終盤の謎の新キャラ登場、ザ・B級映画って感じ。

・つまり、「実写バイオスタッフのB級モンハン映画」。ただスタッフ発表の時点でこういう内容になることは分かってたので良くも悪くも想像通りでした。ズレた内容ではあるけどこれはこれで楽しい。

・スタッフロール、日本語吹き替えキャストの部分でとってつけたように英雄の証が鳴ってるのめちゃくちゃ面白かったです。