【モンハン】アイスボーン12月アプデのシナリオについて

(ムフェト・ジーヴァ戦が可能になる前の段階で書いたものです)

とうとう来てしまいましたね。

ゼノ・ジーヴァは新大陸古龍調査団にとってもっとも特別な存在です。

調査団の最大の調査成果であり、古龍渡りの原因であり、そして「導きの青い星」です。

設定資料集では、「生まれた直後だから勝てるくらいの存在」と開発者の方が仰ってました。

そのゼノ・ジーヴァの成体ともなれば、冗談抜きであの世界が滅びかねません。それゆえワールドファンにとって「ゼノの成体が出たら面白いよね」というのは常にホットトピックでしたが、まさか本当にこんなことになるなんて。

そしてその姿がリオレウスミラボレアスという初代の王道ドラゴンにも重なって見えるというのが恐ろしいです。

アン・イシュワルダを含め、ワールド/アイスボーンのラスボスというのはプレーンなつくりをしていて、世界観の中核に位置するような風格があります。事実、アンは「大地/大自然そのものと言っていい大いなる存在」であり、そしてゼノは「あらゆるエネルギーを自身に集中させる収束点」という別格の存在です。

そのゼノが、ついに成体に。しかも、レウスやミラのような風貌をまとって。

「いやこれマジでモンハン完結編じゃない?」と思ってしまうくらいには、シリーズの集大成ともいえるモンスターでしょう。

 

ゼノが恐ろしすぎて忘れかけてましたが、ジンオウガ亜種も最高ですね。3Gや4Gのようないやらしさは軽減され、アイスボーンのジンオウガ原種をそのまま強くしたような良調整でした。熱い。アイスボーンは素直にアクションゲームとして楽しめるよう調整が施されていて感心します。加えて、

「ワールド仕様の牙獣種を新規で作る必要があったラージャンのときほど製作コストがかからず、寒冷地帯に合い、かつゼノ成体に対抗できる(可能性が高い)龍属性武器が作れる」という点で、これ以上ない人選だったのではないでしょうか。人選っていうかモンスター選?モン選?(どうでもいい)

 

また、ゼノ成体が「自分の都合のいいようにその場所ごとに生態系を作り替えるのでは」という驚きの考察もありましたね。導きの地はずいぶん歪な場所で、正直ゲーム的な都合で設定とかあんまり考えられてないんじゃ、とか思っちゃったりしてましたが、その成り立ちがまさかゼノによるものだったとは…

(そういえば、アン・イシュワルダ戦のあと導きの地方面に飛び去って行ったネルギガンテは、このゼノのエネルギーを感知していたのかもしれませんね。ラスボス食った直後にラスボスのところに向かうって君さぁ…好き…)

ゼノ成体、ゲームシステムはベヒーモスっぽいですね。エクリプスメテオっぽい攻撃もありました。異世界からきたファンタジー魔獣と同等かそれ以上の攻撃力をモンハン世界のモンスターが有してしまったという現実。しかも現段階(アプデ当日現在)では本気を出していないって…

ほんと倒せないんじゃないか、どうしようもないんじゃないか、そうも思ってしまうけれど、今こそ「足掻く」ときですよね。