WHITE ALBUM2 学園祭 2020~10th winter memories~

今から中止になったイベントの話をしようと思う。記事のタイトルにもある「WHITE ALBUM2 学園祭2020~10th winter memories~(以下“学園祭2020”)」のことである。

「10th」の名の通り、2020年で「WHITE ALBUM2(以下“WA2”)」という作品は10周年を迎えるため、その記念のイベントだった。

 

しかし、新型コロナウイルス流行の影響で中止になってしまった。

僕はイベントチケットは手に入れることができなかったのだが、物販はそれでも行く気だったし、演者さんや、Twitterで交流させてもらっているフォロワーさん達の感想をみるのはとても楽しみにしていた。

 

もちろんその機会は全て失われた。

これにより、原画家なかむらたけし先生渾身の描き下ろしイラストが使われたグッズは手に入らなくなった。

大好きな小木曽 雪菜(おぎそ せつな。ゆきなではない)ちゃんの声優を務める米澤円さんの歌が響きわたることもなくなった。

こうして僕の予定は、ほとんど白紙となってしまったのだった。

このまま地元の福岡からはるばる東京まで旅行に行ったとしても、正直に言って楽しめるかどうか怪しかった。最近の自分はあまり精神状態はよくなかったし、そんな中で楽しみにしていたイベントも中止になった。

 

さぁ、どうしようか。

そんな気持ちで、WA2のコラボカフェが開催されている「NewType新宿」さんに向かった。旅行そのものをやめてしまうという選択肢もあったが、コラボカフェにはどうしても足を運んでおきたかった。

そして、雪菜ちゃんが作っているという設定の「雪菜お手製の八宝菜」が運ばれてきた。いただきます。

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うまっ😋🍴💕

あ~~~~おいしい💓💞雪菜ありがとう💓💞おいしいよ💓💞ボリュームたっぷりなあたりが雪菜ちゃんの「いっぱいご飯食べてお腹いっぱいになってほしい」という願いを感じるよ😭雪菜ありがとう😭😭😭

 

作中の主題歌の名前が冠されたカクテルも絶品である。ご丁寧にノンアルのものも用意してあり、自分はそちらをいただいた。

「Twinkle Snow」と「心はいつもあなたのそばに」の2つだ。あーおいしい。楽曲のイメージに合わせた見た目や味はとてもユニークだった。

 

そして、「雪菜お手製の唐揚げ」もいただいた。

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💓💞❄🎉😋😋😋😋😋😋😋😋😋😋

ボリュームがすごいwwwwwこの唐揚げの大きさはそのまま雪菜の愛の大きさだね💓💞ありがとう、ありがとう、雪菜……本当においしいよ……

 

ちなみに1つメニューを注文するごとにキャラクターのイラストが描かれたアクリルスタンドがもらえるのだが、本当に種類の多いなかなんと4個中3個が雪菜のものだった。

また店内に設置された缶バッジガチャでも本当に種類の多いなか(笑)、2種類ある雪菜イラストのものを2回で手に入れるという奇跡に恵まれた。わーい。

それから、大好きな作品に関するものや人で溢れた空間にいるのはとても幸せだった。

 

心から満足して店を出た。今回は1人だったので他の人とはあまり話せなかったが、もし“次”があれば、ぜひどなたかとご一緒したいものである。

 

 

 

 

翌日。

この旅行は2泊3日であり、本来ならこの日にイベントが行われるはずだったので丸1日東京に居れるようにしたのだが、イベントはなくなってしまった。

予定も何もないし、昼過ぎまで寝てしまっていた。だっておふとん気持ちいいんだもん。

 

さすがに一日中ホテルには居れないので外出してみる。

適当に東京限定グッズを買い昼食をとり、うんまぁこんなものか、と思っていたところにフォロワーさんから連絡があった。

 

そこからなんやかんやあり、夜にお会いした。その方はWA2の界隈で雪菜好きとして有名な方であり、数年前から雪菜好きの端くれとして僕も交流させていただいていた。

わざわざ作品の聖地巡礼の案内をしてくれたり、僕が持っていないグッズをいくつもプレゼントしてくださったりと、とても親切な方だった。良い人すぎる。そのグッズのうち1つは、その方とは別のフォロワーさん経由でいただいたのだった。

 

また、その道中で雨が降ってきて、傘を買いにコンビニに寄ったのだが、そこの店員さんもやたら親切で、はっきりとは覚えていないのだが、「すぐお使いになりますよね!この傘丈夫なんで壊れにくいと思います!旅行楽しまれてください!」みたいなことを言われた。良い人すぎる。

 

その後、これまで話した方々とはさらに別のフォロワーさんとお会いした。

僕はその方のイラストが本当に好きで、その方が以前アクリルキーホルダーをお作りになり、それを複数の方に配布なさるという話は存じていたのだが、遠方に住んでいる自分がそのうちの1つをいただくのは難しいかと思い黙っていたのだった。

しかしこの日、その方は予定も詰まっている様子なのに、それを僕に渡すためにわざわざ来てくださったのだ。良い人すぎる。そんな神絵師に対価として214億円くらいお金を渡したかったが、今回それは叶わなかった。次会えたら渡そう。「鬼滅の刃」の炭治郎くん並に確固たる信念を持って渡そう(アニメ2話参照)。

 

 

 

 

 

そしてホテルに帰って、このブログを書いている。

「学園祭2020」はなくなったが、コラボカフェやフォロワーさんとの交流という形で、作品を愛する心は確かに共有できた。

多くの人の力で編み上げられた楽しい時間は間違いなくそこにあった。それはまるで学園祭のように尊く大切な時間だった。

ただ数十時間東京にいただけなのに、あまりにも多くの優しさに触れてしまった。

気づけば、出発前の不安で荒んだ心はどこかへ消えていた。

 

ありがとうございました。

感謝すべき対象が多すぎてキリがないけれど、

心から、ありがとうございました。